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'94.12.19 『風の贈り物は突然に』

ソロになってからの小田さんは、いきなり思いも寄らぬことをやってのけるので、
油断がなりません。
’93、’94年とコンサートツアーがなかった間も、
プロゴルファーのキャディを務めてドキュメンタリー番組に仕立てたり、
ベネフィット活動をしたり、と忙しくしていました。
アルバム「MY HOME TOWN」が発売され、
年明けにはツアーが決定した年の瀬に、
突然の事件が起こりました。
何をやらかすかわからないK・ODAに付いてゆくには、
ファンもそれなりのフットワークの軽さが必要のようです。

’94年12月19日 朝の電話から、めまぐるしい一日が始まりました。



「今夜、小田さんのコンサートがあるみたいだけど、どーする?」
電話の向こうで友人がそう言った時、耳を疑いました。
何の告知もなく、いきなり今夜コンサート?
前代未聞の出来事です。
取り敢えず、電話をくれた友人にチケット売り場に並んでもらうことにして、
札幌へ出かける準備を超特急で開始しました。
電車の出発時間まで40分を切っていました。

飛び乗った電車の中でもまだ半信半疑です。

チケット売り場に到着して友人と再会した時、
既に大勢のファンがそこに並んでいましたが、
皆んなも一様に「一体何がこれから起ころうとしているのだろう」
と半ば不安げな顔をしていたのが印象に残っています。
\'94.12.19 『風の贈り物は突然に』_e0064189_2339322.jpg

オフコースや小田さんのファンでいたお陰で、
いろいろな場所へ行くことが出来ました。
渋谷公会堂、中野サンプラザ、武道館、横浜アリーナに、横浜スタジアム。
どの場所も小田さんに連れて行ってもらった、と言っても過言ではありません。
でも、まさかライブハウスで小田さんを見る日が来るとは、
考えもしませんでした。

開場前、外で並んでいる時に、
大きなぼたん雪がしんしんと降っていたのを覚えています。
この後に及んでも未だ、信じられない気持ちでいたことも。

「風の坂道」からコンサートは始まりました。
ホントにすぐ目の前でK・ODAが歌っています。
2曲目の「Come on」の時、
「夕べ食後の後片付けをし乍ら口ずさんでいた歌だぁ....」
とぼんやり思ったものです。
まさかこんなことになろうとは思いもせずに。
3曲目の「1985」を終えて、最初のMCの際、
「名古屋、福岡とやって、一気に南へやって来ました」
と言う小田さんに皆んなはキョトン。
(え?オレ何か変なこと言った?)
という戸惑い顔までが手に取るように見えました。
前の方にいたお客さんに「北」と訂正され、一気に場内の雰囲気が和らぎました。
やっと、「小田さんがすぐそこにいる」という実感が湧いて来たようです。
そのまま最後まで、ライブハウス独特の臨場感に満ち溢れた、
異色のコンサートとなりました。

「季節ですから」とコメントして「君にMerry X'mas」も歌ってくれました。
歌う前に、「何でこんなに(キーが)高いんだろ?」と、
首を傾げていたのがとっても笑えました。

この時のサプライズコンサートは、振り回されはしたけれど、
終わってみたら、素晴らしいクリスマスプレゼントになりました。

「持つべきものは友人」と、深く感謝することも勿論忘れはしませんでした。
Tracked from SAN's・・・ at 2006-06-22 15:47
タイトル : 祝・新カテゴリ追加(長文です)
今まで殆ど触れてこなかった新ジャンルの開幕です パチパチ~☆ヾヽ(^^ それは「おんがく」です。 最近ふと、自分が「K.ODA」のファンだった事を意識する機会がありまして、ブログの上でもお仲間を見つけた次第です。 せっかくなので、今回は自分の「K.ODA」歴についてアップしてみようかと。 結婚する前の年の12月、私の住む街にいきなり小田さんがやって来た事がありました。 その日も職場ではFMラジオがかかっていていました。 その中で「今日、小田さんのゲリラライブがあります」の話だけが...... more
Commented by SAN at 2006-06-22 09:36 x
こんにちは!
10年以上前のライブのMCまで覚えていらっしゃるとは、ベーグルさんの記憶力には参りました!!
そうそう。ぼた雪がすごくて、待っている間みんな雪ダルマ状態になっていましたよね。
このときステージに上げていただいたのは、確か2組だったと憶えているので、もう1組の方も、このブログをご覧になっているんですね。
思いもかけない形で、ヒトって繋がっているんだなぁ…と思いましたが、いえいえ、これもK.ODA繋がりの必然の技でしょうか。
う~ん…だんだん思い出してきたぞ…あの日のコト。
肝心のライブに関しては、すっかり舞い上がっていて、ステージに上げて貰った前後の事しか覚えていませんが(^^ゞ

この勢いで、書き始めてみますっ(^○^)/
Commented by SAN at 2006-06-22 09:37 x
今日の「めざましテレビ」でエコロジー関係のライブに、小田さん出るって話していたのは見ましたか?
もし行けたら、ぜひ、レポート待っていますね!!
Commented by kazemiti at 2006-06-22 10:31
SANさん、良かった〜。’97年って書かれていたので、ん?違うかなぁ、って悩んだんですが(笑)
何だか、つい最近のような気がするのだけど、すっかり10年以上経ってるのよ〜。

私の記憶力が良いのではなく、コンサート修了直後にちょっとした覚え書きをメモしてたため、それを見乍ら思い出しつつ、書いています。
いつも書いていたわけではないので、記憶があやふやなコンサートもいっぱいあります。

SANさんのブログも楽しみにしてます。

「めざましテレビ」録画してあるので、あとで見まぁ〜す。
Commented by むちぃー at 2006-06-23 11:07 x
私もあのライブハウスにいましたよ。ステージに上がったもう一組・・・のあまりですう~。札幌に住んでいた彼女から小田さんのライブあるけどこれる?のありがたい誘いに、『親戚のおじさんが・・・』と仕事を休み札幌に行ったのを思い出します。社長は『親戚のおじさんね』と言ってニヤリっとしてましたね、わかってて休ませてくれたのかも。でも本当行ってよかった、あんなに近くで小田さんの歌が聞けたのはないですね。一緒に行った友達はステージに上がっちゃうし!しかし、その時のもう一組の方たちにめぐり会うとは・・・って会ってないけど。世界に広げよう小田友の輪!って(古)
Commented by kazemiti at 2006-06-23 11:28
むっちぃーさん、ようこそ。
いつも食玩を貢いで下さり、ありがと〜です。

SANさんとネットで出会えて、興奮しています。
このライブハウスコンサートのときは、まだむっちぃさんともお知り合いではなかったんだよね。
時を隔てて、こうして交流出来てるのがフシギです。
いつか皆んなで会いたいモンだ。
Commented by むっちぃー at 2006-06-23 11:37 x
いつか・・・それは小田さんの次のコンサートでしょう   か?
Commented by kazemiti at 2006-06-23 11:50
うん。やってほしいね、コンサート。

SANさんも「伊達小田組会」の札幌支部に入会してもらいましょうか(笑)
札幌支部、きょぴさん一人だけだったけど、増殖してもらおう!(オイ?)
札幌の方が人数増えたりして〜。
Commented by san-arai at 2006-06-23 17:33
はうはう…(・○゜・)
興奮して、何をしゃべっているのか、わからなくなっています。
うれしいです。
世間は広いようでも、実はちゃんと繋がっているんだなぁ…
ウン十年、生きてきて良かった~ ・°°(≧∇≦)°°・ 感涙☆

皆様と、ぜひ、小田さんのコンサートでご一緒し出来る日が楽しみですぅ…

ここへ来て、「輪」がちょびっと広がったかな?
Commented by めぐちん at 2006-06-23 19:17 x
え~っと、はじめましてm(_ _)m
私がむっち~に「札幌に小田さんが来る~っ!!」と連絡したモノです。
そして、彼女は親戚のおじさんを1人犠牲にし、札幌にやってきたのでした。
それにしても、小田さんが近すぎて汗まで見えたのを憶えてます。
・・・一緒に唄ったし、握手もしたし、きっといつか一緒に食事なんかも・・・
とアホな妄想を駆けめぐらせているのでした(汗)
Commented by kazemiti at 2006-06-24 00:09
めぐちん、あ〜た、大丈夫なのかい!?
.....って、せっかく初コメントなのに、いきなり体調の話題で恐縮です。(汗)
無理しないで週末は大人しく療養するのよっ!

さて、私もかなり興奮しています。
むっちーさんもめぐちんさんも、今まで幾らお誘いしても柱の陰から飛雄馬のお姉さんの如く、じーっとロムってるだけだったのに、SANさんの登場で初コメントしてくれたのよぉぉぉ~。

今後とも、是非是非登場願います。
......っても、そろそろコンサートネタは、終わりが近付いてるんだけどサ。どーする?これから?
by kazemiti | 2006-04-11 00:18 | コンサート | Trackback(1) | Comments(10)

歌と風 空と緑と


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