'78.10.27  わかち合う風

「秋ゆく街で」の季節がまたやって来ました。
この年、9月20日から全国を廻っていた秋のツアーの一環として、
東京では10月25、26、27の3日間、
例によって中野サンプラザで行われました。
首都圏でのコンサートはこの3日間限りで、
他は全て地方都市での公演です。
「何が何でも是非3日間とも行きたい!」
当然のようにそう思っていました。

ところが、チケットの申込先であるファンクラブ、オフコースファミリーから
「一日だけにして下さい」との要請があったのです。
3日間連続公演にもかかわらず、
中野サンプラザも既に小さすぎる程ファンは増え続けていたのでした。
本音を言えば、今でも3日間全部行きたかったと思っています。
でも、行かなくて良かった、と思っているのもホント。
自分の欲望を我慢したかわりに、誇りを獲得出来た気がします。
「オフコースが好き! 小田さんが好き!」
堂々と大きな声で言ってのけることが出来ます。

「感激をわかち合いたいから」
このコンサートの少し前に発売されたアルバム「フェアウェイ」の
キャッチコピーの一節で、「秋ゆく街で」のパンフレットにも書かれている
言葉です。一人でも多くの人と感激をわかち合う為には、
自分を押さえることも必要なのですね。
彼等は時折こうして、『大切な何か』に気付かせてくれるようです。
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こうして謙虚な心持ちでいたのが幸いしたのか(苦笑)、
なかなか素晴らしい座席に着くことが出来ました。
前述のアルバム「フェアウェイ」からの楽曲を中心に、
途中「喜びのメドレー」と称して懐かしい曲をまとめて何曲か演奏してくれて、
サービス精神あふれる構成になっていました。
この頃既に彼等のコンサートには、照明やPA等の専属スタッフがいて、
全国ツアーにも同行していました。
パンフレットにもそれぞれのスタッフのコメントが掲載され、
チーム全部で「オフコース」と呼んでも不思議ではない状況になっていました。
コンサートのノウハウが確立されつつある時期でした。

「フェアウェイ」はこの後発売されるアルバム達に較べて、
ずっとずっと大人しい作品なのですが、
ステージではこの頃からハードなロック色を強めていきます。
(座ったままで見てていいのかな?)
ファンの側も、戸惑っていました。

皆んなが立ち上がって手拍子をする日が、もうすぐそこまで来ていました。
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# by kazemiti | 2005-10-05 00:22 | コンサート | Trackback | Comments(9)

病院の羊

ベーグルの茶の間

オフコース、小田さん以外の話題はこちらで♥

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いつかhideさんちでも
紹介されていた、
病院の羊です。
こんなおうちに
住んでます。
......これじゃ、
おうちの全貌は
わからないか。
こんなお部屋に
住んでます、
かな?
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# by kazemiti | 2005-10-01 23:09 | なんちゃってBBS | Trackback | Comments(18)

暑い日が続いていました。
蒸し暑く、どんよりと曇って来たこの日の夕方、
神奈川県民ホールへと向かいました。

第4回目のオフコースファミリーコンサートが、
ここの「小ホール」で行われたのです。
.....そしてまたもや、当日のチケットがどこへ行ったのやら、見当たりません。
座席から臨む事が出来たステージの記憶から推測するに、
恐らく10列目くらいの、右端寄り、がこの日のシートでした。                                 
  
オフコースのファンクラブ(オフコースファミリー)の会員しか
参加する事が出来ないこのコンサートは、’74、’75、’76年に
都内の小さなホールで行われ、この日初めて横浜にやってきました。

開場前の県民会館のロビーには、若い女の子がいっぱい!
(これ、全〜部、オフコースのファンなんだ)
いつの間に、こんなにファンを獲得していたのでしょう。
5年前から彼等を見て来た身としては、何だか誇らしい気持ちです。
何故だか、大きくなってしまって寂しい、
とはこれっぽっちも感じませんでした。

第一部のオープニングは、オフコースの歴史をスライドで辿りました。
この5年間、いつもオフコースの歌がそばにあったことを、
改めてしみじみと感じました。
 ー たった5年ぽっちでしみじみしちゃって、その後更に25年以上も
ファンを続けることになるとは、この時は知る由もありません ー
スライドの後は、ファミリー会員で音楽をやっている方達が何組か登場して、
演奏しました。

休憩のあとの第2部は最初、久しぶりに小田さんと鈴木さん2人だけのステージを、
次に若手3人が加わっていつもの5人での演奏を聞かせてくれました。
途中希望者を募ってステージに上げ、一緒に歌う場面もありました。
ピアノのそばに陣取って、たっぷり愛情のこもった眼差しで小田さんを見つめ乍ら
歌うお嬢さんがいて、逆に小田さんの方がドギマギと視線を逸らすのが
客席からよく見えて、ひそかに笑えました。
今なら「どーだ、参ったか!」と見つめ返すような気がしますが、
当時はシャイそのものでしたから。

この日の小田さんは、真っ赤なブルゾンに紺色のスラックス姿でした。
鮮やかな赤い服、小田さんにしては珍しかったので、とてもよく覚えています。

小田さんが高校時代に買ってもらったというガットギターを抱えて、
「A Soalin'」なども演奏してくれました。
小田さんが物を大切にする人だというのは、今でこそ知れ渡っていますが、
この時は本当にびっくりしました。
思いつきで古いギターを引っ張り出して来る事は出来ない気がします。
きちんと普段からメンテナンスをしていたのではないでしょうか。

この夜、コンサートが終わる頃には雨が降り始め、
すこぅしだけ涼しくなったのを覚えています。
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# by kazemiti | 2005-09-30 23:27 | コンサート | Trackback | Comments(0)

またもや、バズとのジョイントコンサートに足を運びました。
今度は神奈川県民ホールです。
前年の県立音楽堂や1月の平塚の会場より、
ずっとずっと大きな会場です。
今回の座席番号は..........
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ちょっと見えにくいかもしれませんが、10列目の左から4番目。
1月の平塚の席も左から4番目でした。
規模が異なる会場とはいえ、殆ど同じ角度から見たことになります。
しかも、メニュー的にもほぼ変化のない2つのコンサートだったように思います。
慌ただしさにかまけて、コンサート終了後の覚え書きを残しておかなかった為、
記憶がすっかり曖昧になっています。
今回チケットを見比べて、似たような位置から見たということが明らかになり、
記憶の混乱もさもありなん、と思った次第です。
因みに前年6月の県立音楽堂でのジョイントは、10番目の席でした。
バズとオフコースのコンサートはいつも左側から見ていたことになります。
かすかに残ったおぼろげな記憶も、確かに左側から見たシーンばかりです。

このころは、ラジオの特番でもバズとオフコースが共演することがありました。

この日のコンサートで歌ったかどうか定かではありませんが、
オフコースとバズが顔を合わせるとよく一緒に歌っていた、綺麗なコーラス曲を、
今でも思い出すことが出来ます。
「浜の足跡」という堀口大学の詩に多田武彦が曲をつけたものです。
短い男声コーラス曲ですが、とっても素晴らしい作品です。
4人のコーラスでは、バズの小出さんが一番上のパートを歌っていました。
小田さんは2番目。
当時のファンクラブの会報によると、1st.バスが鈴木さん、
2nd.バスが東郷さん、と書かれています。

兎に角、この4人が醸し出すコーラスは比類のない絶品で、
いつまでもその音の中に身を委ねていたい、と思わせる力がありました。
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# by kazemiti | 2005-09-28 00:53 | コンサート | Trackback(1) | Comments(0)

原書でハリポタ

ベーグルの茶の間

☆フリートーク☆

 私が通った高校は進学校ではありましたが、
極フツーの地方都市の公立高校です。
けれど何故か英語のリーダーに関しては、
3年とも1学期のうちにとっとと教科書を終えて、
2、3学期はひたすら原書講読の日々でした。
「日本人とユダヤ人」「エレホン」「菊と刀」
などなど、有名どころのエッセイ、小説、時には戯曲まで
読まされたものです。
大学の一般教養の英語も原書講読ばかりを選択していました。
  ........読めてたんだよな、当時は。
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子供向けに書かれたものだから簡単な筈、
と思い、購入したハリポタ最新刊ですが、
これがなかなか読み進められません。
確かに簡単な英語のようです。
高校、大学の時はもっと難しいものを
読んでいたのに..........。
30年前の読解力って取り戻せる?

Cindyさんから英文の
お祝いメッセージをいただいて、
新たに気合いを入れ直しています。
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# by kazemiti | 2005-09-27 10:06 | なんちゃってBBS | Trackback | Comments(17)

'78.4.5  名残りの風

昔、毎週月曜の夜8時に「紅白歌のベストテン」というTV番組が、
渋谷公会堂から生放送されていました。
「TVで見るより狭いなぁ」
この日初めてこの会場に行って、一番最初の感想がこれでした。
TVで見るより小さいとは言え、
日本青年館や九段会館に較べるとずっと大きい場所です。
次第にファンを増やしていたオフコースに、
最早「小さな部屋」でのコンサートは限界になって来ていました。
今日は、ちょっと大きな会場で行われた「小さな部屋vol.8」のお話です。
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「ほ列」は事前の予想に反して、とってもステージに近い場所でした。
あかさたな、ではなく、いろはに、だったのです。
前から5列目、小田さん寄り、がこの日の席でした。

この日のテーマは「’78年オフコース大賞」でした。
本当は彼等が選んだアーチストを呼んで賞をあげよう、
という企画だったらしいのですが、主観的、一方的になってしまう気がして、
そういう企画はもっと先にとっておくことにしたそうです。
小田さんのこんな思いが、25年近い歳月を経て、
「クリスマスの約束」や「風のようにうたが流れていた」に
繋がっていくのです。
結局この日のコンサートは、日本のレコード大賞とアメリカのグラミー賞を
比較しながら進められました。
音楽評論家の朝妻一郎氏をゲストに呼んでのトークの後、
「Moon River」やロバータ・フラックの「やさしくうたって」、
S&Gの「明日に架ける橋」などのグラミー賞受賞曲をメドレーで演奏しました。
2人目のゲストは財津和夫さんでした。
チューリップの1stアルバムを聞いて感動したこと、
今後ももっと頑張って欲しいと思っていること、を小田さんが財津氏に伝えます。
26年後の「風うた」でも似たようなシーンが見られましたよね。
多分ずっと、小田さんにとって財津さんは、
かけがえのない「盟友」なのでしょう。

この日一番記憶に残っているのが、鈴木さんが帽子を飛ばして熱唱した
「勝手にしやがれ」です。
前の年’77年のレコード大賞曲です。
声も雰囲気もジュリーそっくりでびっくりしました。
出来ることなら是非もう一度見てみたい気がします。

そして、もう一曲。出来ることならもう一度聞いてみたい曲が、
この日演奏されました。
岩崎宏美ファンの松尾氏が、
彼女の為に一方的に勝手に書いた曲「あなたは誰」。
小田さんが二十歳の女の子の気持ちになって詞を付けたこの曲は、
この日限りで2度とは聞くことが出来ませんでした。
歌詞に関しては後日ファンクラブの会報に掲載されたので確認可能ですが、
一体どんな曲だったか、今となっては記憶の彼方で、残念に思います。

この後もどんどんオフコースはファンを増やし、
結局、この日のコンサートが最後の「小さな部屋」となりました。

風は、新天地を求めて、新たに吹き始めることになります。
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# by kazemiti | 2005-09-26 00:10 | コンサート | Trackback | Comments(3)

’77年暮れから’78年にかけてのオフコースは、
専らレコーディングと地方でのコンサート公演ばかりでした。
なかなか東京や横浜で行われないことに業を煮やして、
平塚でのこの日のコンサートにすかさず参加することにしました。
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初めて訪れる街でしたが、駅から会場までの商店街のアーケードが、
最初にオフコースを見たM市とそっくりの雰囲気で、
懐かしく思った記憶があります。

このコンサートもバズとの共演でした。
多分、前年の6月と似たようなメニューだった筈。
バズのステージの次にオフコースが続き、
両グループのコーラスで幕を閉じる、という形だったと思います。
この時のコーラス曲は何だったのかな?
思い出せたら、またその時に改めて書くことにします。

(今年も一年よろしくね)
心の中でこっそりと、一方的な御挨拶をして、
この年が始まりました。
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# by kazemiti | 2005-09-24 01:03 | コンサート | Trackback | Comments(0)

都会の“オアシス”

ベーグルの茶の間

☆フリートーク☆

Cindyさんは、蟹座だということが判明していますが、
お誕生日までは聞いてなかったよね。
是非教えて下さい〜。

先日のMママさんのお誕生日のときに、いっこ、歳を取る、
ことにしたんだよね?
それでいくと、私は、24歳かな?(←おい、コラ!)
おほほ.....。もとい。真実をお伝えするわね。
私は戌年で、来年4度目の年女です。
ってことは、今年35歳ですぅ(って、いや、それもウソだからっ!)
35歳だとしたら、齢、3歳のみぎりから、
オフコースのコンサートに行ってたことになるじゃん。
そこまでおませさんじゃありませんわ。
.......あとは察してね。

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               ここはどーこだ!?
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# by kazemiti | 2005-09-22 14:33 | なんちゃってBBS | Trackback | Comments(23)


オフコース時代の横浜でのコンサートといえば、
この後、専ら神奈川県民ホールで開催されるようになっていきます。
最近はここではあまり行われませんが、
思い出深いステキな会場の一つです。
山下公園の真向かいで海がすぐそこ、
というロケーションもさることながら、
’77年当時としては音響の面でも評価の高い会場でした。
更にここはとっても素晴らしい魅力を持っているのですが、
その件についてはまた後日語る日が来ることと思います。                       

これから何度も足を運ぶことになるこの県民ホールに、
初めて行ったのがどうやらこの日だったようです。
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第19回早大横浜会イヴニングコンサート、というのが正式名称の、
ちょっと毛色の変わった公演でした。
出演はオフコースと、早稲田大学ハイソサエティ・オーケストラの皆さん。
横浜在住の早稲田の学生さん、及び卒業生の方達の為の
親睦会のようなものだったのかもしれませんが、
勿論一般の観客も入場出来ました。
オフコース目当てのファンと、早稲田大学の関係者が混じり合った客席は、
いつものコンサートの雰囲気とはやはり違っていたような気がします。
でも、昔からさんざん色々なジョイントコンサートで
他のアーチストと同じステージを踏んで来た経験を持つ彼等です。
増して、早稲田は小田さんが卒業して間もない学校でしたし、
地元横浜でもあり、更には「秋の気配」のちょっとしたヒットで
上り調子の頃でしたから、この他流試合は多分モノに出来た筈。

オフコースを知らずに、この日、この会場に足を運んだ人達のうち、
何人かは間違いなく彼等のファンになったのでは、
と確信を持っています。
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# by kazemiti | 2005-09-20 23:08 | コンサート | Trackback | Comments(0)

小田さんの声には、湿度が感じられません。
世に美声と呼ばれる声は数々あれど、何故、小田さんの声に惹かれるのか。
突き詰めて考えていくと、この湿度の無さに行き当たります。
凛として、透明で、乾いた声。
秋から冬にかけての空気感が、彼の声からは感じられます。

実はこの年の「秋ゆく街で」は昼夜2回公演でした。
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昼の部で0列という目もくらむばかりの体験をした後、
この夜の部ではぐーっと後退し、ステージ全体の様子がわかり、
照明の素晴らしさも堪能出来る座席に付きました。
メニューは昼の部と全く同じでした。
落ち着いて見ることが出来なかった昼の分を、ここで取り戻せた気がします。

小田さんは時々「小品」と呼べるような曲を書きます。
1stアルバムで言えば「ほんの少しのあいだだけ」、
3rdでは「少年のように」。
「いつもいつも」なども小品のひとつのような気がします。

さて、前回触れたこのコンサートのラストの曲「HERO」の前に、
実は、小田さんが作った「小品」曲が演奏されていました。
スクリーンにはどこかの山の風景が映っていて、
この小品曲から自然と「HERO」へと進行して行きます。
小田さんの澄んだ声で、
「空が高すぎる〜」と歌い出されるこの曲。
この日、昼と夜、2回聞いただけなのに、ずっと忘れることが出来ませんでした。
9年後にソロアルバム「K.ODA」にリニューアルされて収録されるまで。
「言葉」と「メロディー」と「声質」がピッタリ合致していたのだと思います。
「高すぎる空」は、秋から冬にかけての空気が透明な時特有の現象ですものね。
残念乍ら「空が高すぎる〜」のあとの歌詞とメロディーはウロ覚えでしたが、
確か、「私が今日すること、見ていて」といった言葉が続いていた筈。
このコンサートのあと、高い空を見上げた時など、
ふっとこの歌い出しの部分が頭に浮かび、後に続く部分が思い出せずに
もどかしい思いをしたものです。
だからアルバム「K.ODA」の収録曲のラインナップに、
「空が高すぎる」というタイトルの曲を見つけた時には、
息が止まりそうでした。
恐る恐るレコードに針を落として、あの時と同じ歌い出しを確認出来た時は、
ほっとしたものです。
今度から空を見上げた時には、あのコンサートの時とは少し違う、
新しく生まれ変わった「空が高すぎる」を、フルコーラスで歌えばいいのだもの。

この時のパンフレットの最後のページには、
小田さん、鈴木さんの同級生からの手紙が掲載されています。
4月の「小さな部屋」を立ち見で見て、
紙飛行機に驚いた話が綴られています。
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# by kazemiti | 2005-09-18 23:26 | コンサート | Trackback | Comments(2)