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'02.7.20 初めて出会う風のように

「kira kira」ツアー唯一の野外コンサートが、
香川県の志度テアトロンで行われました。
もう一度、瀬戸内に沈む夕日を眺め乍ら、
あの心地良い潮風に吹かれてK・ODAの歌を聴きたい。

そうと決まれば迷わず実行です。



\'02.7.20 初めて出会う風のように_e0064189_23433052.jpg

この日の開演前の突然の大雨については、
既に伝説と化しているので詳細は省くことにします。
好天の中、既に開場も始まったところに、
バケツをひっくり返したようなどしゃぶりです。
一つしかない建物の中で、皆んなで身を寄せあって雨宿りしながら、
(中止?)の2文字が脳内を駆け巡ります。
せっかくはるばるここまでやって来て......中止?

しかし、何とか小降りになり、席に付くことが出来ました。

この階段状の客席にまで、花道を走らせたコンサートスタッフ、恐るべし!
有り難いことに、お陰で、
出ベソがすぐそこの眼下に見えています。

最初の方こそまだ若干雨が残っていましたが、
順調にコンサートは進行し、
アンコールの頃にはとっぷり暮れた空にお月様が出ていました。
そのお月様の下、小田さんがサックスを手に、出ベソへとやって来ました。
園山さんと稲Pさんも一緒です。

長いことファンをやっていて、
小田さんのことなら何でも知っている気になっていたのに、
サックスと小田さんがどうしても結びつかずに、
(あら?一体誰が吹くの?)なんてぼんやり思い乍ら見つめていました。
....小田さんが吹くに決まってるのに。(笑)
でも、この時は本当にビックリしました。

小田さんが吹くフルートの音色は、オフコースのアルバム「song is love」で
耳にすることが出来ます。
でも、サックスなんて今まで吹いたことなかった筈。
この「kira kira」ツアーでは、のっけから体調を崩し、
復帰した時には御当地スケッチを始めていて、
それだけでも充分大変な筈なのに、
一体いつサックスの練習をした!?

呆気にとられているうちに、出ベソ上の3人が演奏しはじめたのは、
「ムーンライトセレナーデ」でした。
ー小田さん、ホントに吹いてるよ.....ー
見知らぬ小田さんを新たに発見した気分。
これだから、ずっと、いつまでも、彼のファンでいること、やめられない!

月明かりの下。海からの風に吹かれて聞く「ムーンライトセレナーデ」。
また一つ、忘れることの出来ない思い出の曲が増えました。

更にこの日は、何十年振りかで「老人のつぶやき」も
聞くことが出来ました。
この曲の模様は後日、
鶴瓶さんのNHKの番組のラストシーンでオンエアされました。
Commented by hideki96_96 at 2006-08-02 07:59
ある程度の粋に達したアーティストになると、専門の楽器以外でもそつなく操る人が多いですよね。でも、サックスは難しいはずです。何といっても、楽譜が他の楽器と違うらしい・・・。さすが、小田さんということでしょうね。縦笛の「僕のおくりもの」もすきですよ。

「老人のつぶやき」なつかし~~。
小田さん、これ作った時何歳だったんだろうね。
実はこの曲を自分でギターで弾いていると、必ず次は「さわやかな朝をむかえるために」を弾いてしまうんです。
Commented by kazemiti at 2006-08-02 10:28
そうそう、リコーダーも吹いていますね。
レコードに収録されている「僕の贈りもの」、九段会館でライブで聞いています。
元はと言えば、バイオリンから音楽の道に進んだ(?)小田さん。
でも、残念乍らバイオリンは聞かせてくれたことはないですね。
聞いてみたいです。小田さんのバイオリン。

「老人のつぶやき」は、NHKの皆んなのうた、に依頼されて書いたのですが、「生意気そうな女のディレクター」に呆気なくボツにされた曲です。当時は結構、へこんでいましたよ。小田さん27、8歳の頃です。
でも、そんな経験をたくさん積んで、相手が自分に何を期待しているか
を学んできたのでしょうね。
「老人のつぶやき」から「さわやかな朝〜」?
hidekichi風メドレーだね。
Commented by hideki96_96 at 2006-08-02 17:31
「老人のつぶやき」のエピソードは、リアルタイムでお聞きされたんでしょうか。?小田さんには悪いのですが、興味深いお話ですね。小田さんの曲を、ボツにするなんて。また、それをアルバムに入れて、世に出す小田さんへ拍手です。♪
Commented by kazemiti at 2006-08-02 18:00
勿論リアルタイムですよ。
「生意気そうな〜」の下りは、当時、コンサートで言ってました。
これはここだけの内緒の話ね。
あの頃はまだ若造の小田さんVSやり手の女性ディレクター、の図です。
by kazemiti | 2006-08-02 00:24 | コンサート | Trackback | Comments(4)

歌と風 空と緑と


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