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'79.11.24  季節外れの南風に乗って

風神は、風がいっぱい詰まった袋を持っていて、
その袋の口を緩めることで、風を起こしていると言われています。

この年の夏が始まる頃から、一緒にコンサートに行くようになった例の相棒。
実はこの彼女、風神の袋を隠し持っていたのです。
その袋から飛び出て来た風は、北に向かって吹いていました。





「田コロ」を無事に終えたオフコースは、
アルバム「Three&Two」のレコーディングを済ませるや否や、
そのアルバムを引っさげて再び全国ツアーへと旅立って行きました。
関東近辺に戻って来るのは年明けまで待たねばなりません。
発表されたツアースケジュールをしょんぼり眺めていて、
ふとあることに気が付きました。
「11月末の連休中に、仙台でコンサートがあるね........」
仙台と言えば、小田さんが学生時代の4年間を過ごした街です。
言わば、横浜に次ぐ第2のホームタウン。
かなり前から、仙台でのコンサートを一度体験してみたい、
と思ってはいましたが、なかなか上手くはいきません。
行くとなれば泊まりがけですし、第一どうやってチケットを手に入れるかが
問題なのでした。

「仙台時代の友人に頼んで、チケット取って貰おうか?」
実は例の相棒、高校の一時期を仙台で過ごしていたのでした。

そうと決まれば話は早い!
連休を利用した旅行を兼ねて、仙台コンサートの体験、です。
相棒が宿の手配までしてくれて、本当に実現する日がやってきました。

22日の深夜、上野から夜行列車に乗り込みました。
気分は「小田さん」そのものです。
「もしかしたら小田さんも学生時代は、
この電車で仙台へ行ったことがあるかも?」なんて言い乍ら、
固いシートに一晩中揺られて仙台へ向かいました。
若かったから出来たこと。今なら、絶対ムリな強行軍です。

23日はチケットを取って下さった方とお会いし、塩釜に一泊。
翌日は、小田さんが学生時代下宿していたという北山方面を散歩して、
いよいよコンサートです。

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地元の方達に申し訳ないくらい良い席でした。
仙台のお友達に感謝感謝、です。

コンサートは、勿論、
アルバム「Three&Two」からの曲を中心に構成されていました。
横浜とはまた少し違った感じの、ほわ〜んとあったかい雰囲気の中で進行し、
この年の見納めコンサートとしては大満足のうちに終了しました。

その夜はメンバーやスタッフに会うことこそありませんでしたが、
同じ旅人、の気分で、繁華街のお寿司屋さんに繰り出した次第です。

翌朝、東北大学工学部方面をそれとなく散策して、
横浜に帰り着きました。

ところで、上のチケット、妙だと思いませんか?
何故、左サイドに名前や住所を記入する欄があるのでしょう?
半券の方に無ければ無意味なのに.......?
こういうのもプレミアチケットっていうのでしょうか?
by kazemiti | 2005-10-29 01:05 | コンサート | Trackback | Comments(0)

歌と風 空と緑と


by kazemiti